精密機器の運搬について|精密機器の運搬と運送の違いと運搬時の注意点を解説

更新日:2024年1月26日

精密機器に部類される機械とは?

精密機器の運搬とは、お客様の荷物を指定の目的地に運ぶことを指します。

また運搬運送はイメージ的には同じように感じる方が多いと思いますが、よく調べると意味が違うのです。

運送とは、乗り物を使い物を遠くへ移すことに対し、運搬は乗り物を使うほかに人が手で移す場合も指すため、
物を遠くへ移すことに足して、歩いても行けるような近い距離に物を移すことも意味します。

・運送⇒遠くへ物を移す
・運搬⇒遠くへ物を移す+近い距離に物を移す

上記のように微少ではありますが、運搬と運送の意味には違いがあるので荷物移動の依頼を考えている方は業者の使用している言葉を意識してみるのも良いでしょう。

今回は、そんな精密機器の運搬を依頼する業者の選び方や、運搬方法や運搬する際にやっておくべき重要な点などをご紹介致します。

目次
精密機器の運搬とは
精密機器を運搬する際の注意点
精密機器の運搬方法
精密機器の運搬で重要なこと
まとめ

精密機器の運搬とは
精密機器に部類される機械とは?

運搬とは、指定の荷物を指定の目的地に運ぶことを指します。

このような説明だと、日常でよく見かける宅急便を想像すると思います。

しかし精密機器は、精密機器は非常に繊細なもので、衝撃、湿気等の気候の変化に非常に弱いデリケートな機械なため、
簡単に運べるものではありません。

対象機器のサイズが大きくなるほど、故障のリスクは比例して大きくなります。

そのため、荷物の傷が付かないか、事故は起きないか...などといった沢山の注意が必要です。

精密機器と一言で言っても、精密機器に分類されるものは私達の生活の中ではたくさん存在します。

運搬についてをご紹介する前に、
精密機器とは何かを記載したブログも投稿しておりますので、
精密機器って何だろう?と思った方はこちらの記事をご覧ください!

精密機器とは?精密機器に分類される機械とその扱い方をご紹介

精密機器を運搬する際の注意点

精密機器に部類される機械とは?

精密機器を無事に目的地まで届けるため、専門業者について下記の3点に注目しておきましょう。

①経験、技術力

荷物を無事に目的地に届ける為には、精密機器に対する専門的な知識、運搬や大型車の運転において高い技術力が必要になります。

業者が高い技術力や経験があるかどうかを判断するためにも、過去の実績や事例を確認しておくことをおすすめします。

②提案力

優良な業者は技術力の他に高い提案力も備えております。
高い技術があるからたくさん依頼来て、多くの経験があるからこそお客様1人ひとりのご希望に合わせた最善の運搬方法を提案できるのです。

そのため、業者の人柄・能力・考え方などがよくわかる打ち合わせでは、なんでも「わかりました」と言っている業者よりも「ここはこのようにした方が良いです」などと提案してくれる業者の方が、信頼性は高いためよく見極めてみてください。

③車両、使用する道具

精密機器を安全に運搬するためには、精密機器の大きさや形状、運搬場所に合わせた車両と道具を使う必要があります。

荷物のサイズと重さに合わない道具・方法で運搬してしまい、衝撃による精密機器の故障してしまうと言ったトラブルは多くあります。

そのようなトラブルを避けるために、あらゆる種類の車両と、道具を保有している業者を選ぶと良いでしょう。

業者が所持している道具を確認するためには①技術力と同様に、事例紹介等で記載されている場合が多いのでそちらで確認が出来ます。

精密機器の運搬方法

精密機器に部類される機械とは?

精密機器の主な運搬は、トラックを使用することがほとんどです。
しかし、トラックを使用した運搬方法にも様々な種類があるのでご紹介致します。

①チャーター便

チャーター便とは、トラックを丸々1台貸切って荷物を運ぶことを指します。
基本的にの1クライアントのみの荷物を輸配送するため、出発時間、目的地への到着時間や運搬ルートなどを任意に設定することができます。

また、積載する荷物の大きさや形状、必要な温度や素材などに応じて積み方を工夫することと、他の荷物との接触により破損するリスクを下げられることで、高い安全性を確保できます。

②路線便

一台のトラックを貸し切りにするチャーター便とは異なり、路線会社(ヤマト運輸、佐川急便、西濃運輸など)の一台のトラックに複数の企業の荷物を混載し、目的地まで荷物を運ぶ運送便。

小口での出荷ができるため、荷物が少量のときに適した運送方法。

精密機器を運搬で重要なこと

精密機器に部類される機械とは?

精密機器は大量の微細な部品によって造られており、振動などの衝撃、湿気等の気候の変化に非常に弱いデリケートな機械です。

①業者との打ち合わせ
対象機器のサイズが大きくなるほど、故障のリスクは比例して大きくなります。
運搬方法でもお話ししたように、運搬方法でもクライアントのご要望によって運搬する荷物、運搬場所、使用する機材、車両と作業シーンは変わっていきます。
リスクを回避するために、できるだけ業者との入念な打ち合わせを行うと、業者側もクライアントの要望を詳しくくみ取れ最善の対応ができるでしょう。
また、業者の詳しい作業の動きも把握できるためクライアント自身も安心できので打ち合わせをおすすめします。

②倉庫の手配

また、運搬を考えている際に1日で作業が終わる内容もありますが、その逆に数日間にわたっての運搬作業と言うものもあります。

例えば、4月1日に荷物の搬出をして4月3日に荷物の搬入を予定していたとします。
その際、4月1日~4月3日までの間は荷物の保管をする必要があります。

保管場所は主に倉庫で、こちらは運搬依頼業者によって荷物の保管も対応可能な業者、対応できない業者が存在します。

いざ運搬当日に、荷物を保管してくれる業者がない!と言ったトラブルが起きないためにも、倉庫について事前に調べて問い合わせておくと良いでしょう。

まとめ

精密機器に部類される機械とは?

以上のように、精密機器の運搬は想像以上に難しいものです。

そのため、安全に運搬をしてもらうためには、
業者の技術力、保持車両・道具を確認することと、運搬の動きを確認し倉庫等その他の手配も行って行く必要があります。

是非この記事の内容を参考にしてみて下さい。
みなさまにとってスムーズな荷物の運搬が出来ることを祈っています!


池田ピアノ運送株式会社

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